11/06、新谷真弓さんの誕生日に投稿されたツイートのまご先生によるイラストが素敵すぎるので描かれたキャラクターをまとめることにしました。
4日にもうお祝いして頂いたのに言いにくいのですが💦本日11/6がほんとのお誕生日でして😆
— SSSS.新谷真弓 (@shintanimayumi) 2018年11月5日
メッセージなどありがとうございます❤️
もらうばかりでなく、いっぱいお返しできる一年にしていきたいと思いますLOVE!! pic.twitter.com/Cglm76o4az
マジで。マジで素敵です。
このイラストの壁紙欲しい......。
新谷真弓さん
ご本人の紹介は欠かせないですよね。
ナイロン100℃所属の劇団員、声優としてはケンユウオフィス所属の役者さんで、ドラマ、舞台、アニメなど場所を選ばずマルチに活躍されています。
こちらのサイトでボイスサンプルが聞けます。
新谷真弓:Shintani Mayumi | 株式会社ケンユウオフィス
プロフィールに
音質 やや鼻にかかっただみ声
と、あるとおり、とても特徴的で、一度ハマってしまうと抜け出せない中毒性の高い声色です。
また、非常に高い演技力と唯一無二の台詞回しで、フリクリのハルハラハル子を筆頭に、新谷真弓さんだからこそ成り立っているキャラクターも多数です。
蛇崩乃音
本能寺学園 生徒会四天王の紅一点。
この作品の四天王は最後の最後までかっこよくて熱かったです。
乃音はなかなかの毒舌キャラなのですが、新谷さんの声がぴったりハマってました。
毒づくけど、どぎつくならない絶妙なバランス感覚はやはりこの声と演技があってこそです。
また、過去のテレビアニメの出演作を振り替えるとキルラキルの乃音まで、間が9年ほど空いています。
新谷さんもラジオにて、久しぶりのアニメ現場に緊張した、ということを口にしていらっしゃいます。
これがきっかけであったのかは分かりませんが、また再びテレビアニメで声が聞けるようになったので乃音のナイスキャスティングに至ったTRIGGERにはマジで感謝です。
北条サン
主人公 北條すずの姑にあたります。
優しい穏やかなお母さん役をなかなか演じたことがなく、最大のチャレンジだったとのことでしたが穏やかで柔和な演技がぴったりでしたね。
また、こちら作品に触れるにあたって紹介しておきたいのは、広島弁のガイド用にすべての台詞を収録されたお話ですね。
【1】そもそもこうのさん片渕監督の大ファンであるマネージャーから薦められ『この世界』の原作漫画を読み、映画製作過程をレポートするイベントを拝見し、私もすぐに作品の虜になりました。
— SSSS.新谷真弓 (@shintanimayumi) 2016年8月24日
漫画の持つパワーも凄いですが、イベントで監督から語られる緻密な拘りと膨大な情報量に圧倒されました。
【2】あまりの感動に、その場で初対面の監督に「私広島出身なので、何かお役に立てることありましたら何でも言って下さい!」と図々しく申し出ちゃったりもしました笑。
— SSSS.新谷真弓 (@shintanimayumi) 2016年8月24日
とは言え、その後、クラウドファンディングにも参加させて頂き、いちファンとして映画の完成を心待ちにしていたのですが...
【3】ある日『この世界の片隅にアフレコに先駆け、ガイド用に全台詞を広島弁で録らせてほしい』とのオファーがきて、のんちゃんじゃないですが私も飛び上がりました。
— SSSS.新谷真弓 (@shintanimayumi) 2016年8月24日
と同時に、責任重大すぎるお役目に冷や汗も笑。
収録前には広島在住の親族や戦争体験者の祖母に色々確認しながら準備しました。
この後も方言のイントネーションと演技のバランスを取るべく、他の役者へのサポートをしたり、特にすず役ののん氏にほぼ付きっきりとなり熱心な方言指導を行うなど、広島への愛と演技への情熱を感じさせるエピソードでした。
わん魚
人魚の女の子 ルーと行動をともにする、元いぬの人魚。
声(鳴き声?)は、わんちゃんそのものなのでキャスト見ないと新谷さんだと気が付けなかったかも。
ルーと少年カイとわん魚でダイビングするシーンでは、ルーから口移しで酸素供給してもらう際にでれでれしているカイを怪訝そうな表情になったり、沈没船にぶつけられるカイをみてほくそ笑んだり、表情ゆたかな可愛いキャラクターでした。
こちらの作品は『四畳半神話大系』、『ピンポン THE ANIMATION』などでお馴染みの湯浅政明監督による、心を閉ざした少年と人魚の女の子の交流を描いたお話で、独創的な世界観とダイナミックなアニメーション、そして人々の感情をセンシティブに描いています。
正直に言って、劇場では観ておらず、本稿執筆にあたり初めて観ましたが、泣きました。本当に素敵な作品です。
芝姫つばさ
神奈川県川崎市内の県内随一の進学校に通う、超絶美少女高校生。
わたくし、カレカノは放送当時、第1話から観ていたわけではなく、熱心にウォッチしていた『発明BOYカニパン』を観終わったあとにたまたまそのままつけっぱなしだったテレビから流れた第9話「モラトリアムの贖罪」を観てハマった口です。
そして、この第9話は芝姫の初登場回です。
媚びてる感が尋常でないエピソードですが、本当です。
主人公、宮沢雪野の妹二人がしゃべりまくる冒頭の「これまでのあらすじ」で引き込まれ、後半、芝姫の恋敵である宮沢とのバトル始まって、これ絶対おもしろいアニメだ、と確信したのをよく覚えています。
芝姫の新谷さんをはじめ、この作品では多くのアニメ初出演の役者さんが器用されましたが、みなさん癖になる声をお持ちで、すごく聴き心地のよいアニメでした。
現在公開中の映画『生きてるだけで、愛』の原作者、本谷有希子さんも小説家として活動する女子高生 沢田亜弥として出演されていました。
ミドリ・セイブザワールド
主人公 ルル子と同じOGIKUBO中学に通う地球人と異星人のハーフの女子中学生。
「クソが!」が口癖の相当に口が悪いキャラクターですが、これを笑いに昇華できるのは新谷さんの演技だからこそでしょう。
もとは「脱法ブラックホールアプリ」を校内で配布する不良たちの親玉で、宇宙パトロールに逮捕されてしまいます。
宇宙パトロールOGIKUBO支部に連行され、その場で謝罪、そしてオーバージャスティス本部長に宇宙パトロールへの入隊志願する、というシーンがありまして。
(そのまま文字におこしただけなのにぶっ飛びすぎて「?」な流れです)
まったく謝っているように聞こえない口の悪さなのに笑える大好きなシーンです。
こちらはミドリ未登場の第1話ですが公式がアップしていて無料で視聴できます。
作品が肌に合えば、ぜひとも第3話の謝罪シーンまでご視聴ください。
六花ママ
『SSSS.GRIDMAN』は、1993年から1年間放送された『超光電人グリッドマン』のアニメ化作品です。
グリッドマンを手助けするグリッドマン同盟の紅一点 宝多六花 のママ。
グリッドマン同盟と新世紀中学生がたむろするリサイクルショップ「絢JUNK SHOP」を営んでいます。
同じ母のキャラクターでも北条サンとはまた違ったタイプのお母さんです。
他のキャラクターとの掛け合いは、特撮アクションな作品において、いいアクセントと言いますか、いいブレイクと言いますか、欠かせないファクターですね。
話の展開が加速してきた『SSSS.GRIDMAN』ですが、六花ママはこれまでどおりの立ち振る舞いなのか、それとも実は話の核だったりするのか、注目です。
ハルハラハル子
声をもとに作られたキャラクターなのでハマり方は尋常ではありません。
新谷さんのファンのほとんどが一番思い入れのあるキャラクターではないでしょうか。
私も御多分に漏れず、新谷さんの演じられたキャラクターの中で一番好きです。
好きすぎて、何を紹介したらよいか分からないくらい好きです。
自称19歳の「宇宙人」で光域宇宙警察フラタニティの捜査官。
ベースを振り回して戦う姿がめちゃくちゃかっこよいです。こんなにかっこいいアニメのヒロインは出てこないんじゃないかってくらいに。
時に子供のような身勝手な立ち振舞いと、ころころと変わる表情は、この作品を観るたびに自分が大人になって失いかけているものを意識させられてドキッとします。
私もハル子のように何か一本譲れないものを持って、でも他のところは、飄々として縛られない、そんな大人でありたいです。
オルタナについては感想を書いているのでこちらもどうぞ。
おまけ
ウパー
『ポケットモンスター』より。
「100分耐久ウパー」というアレなアレがありまして。 これ、作った人、分かっている側の人間だな、と。
アンヘル
『THE KING OF FIGHTERS 2002』より。
格闘ゲームのキャラクターです。
アンヘル初登場の2001では中の人が冨永みーな氏(カツオとかロールパンナを演じられています)だったのですが、2002で新谷真弓さんにバトンタッチ。
露出の激しい見た目のわりにはちょっと落ち着いたキャラクターの印象でしたが、新谷真弓さんに代わって突き抜けましたね。
アンヘルは癖の強い操作感のキャラクターで、まったく手に馴染まなかったのですが、それでも2002ではキャラボイス聞きたさに頑張って持ちキャラにしてました。
おわりに
本稿にまとめたキャラクターだけ見ても少女、宇宙人、お母さん、犬(人魚)ととても役の幅が広いことが分かります。
でも、ほとんどのキャラクターに共通しているように感じるのは"面倒見の良さ"でしょうか。
キャラクターが引き寄せているのか、新谷さんが引き寄せているのか。いずれにせよ、これは新谷さんの人柄の良さが溢れているがゆえではないでしょうか。
蛇崩乃音の紹介でも触れましたが、アニメのお仕事がぱったりと止まっていた期間があり、私はロス症状の進行が限界をむかえ、それを癒やすためにナイロン100℃『デカメロン21~ 或いは、男性の好きなスポーツ外伝~』の舞台を観に行ったりなどしていました。
そうしたら、その年にキルラキルでアニメ声優としてのお仕事に復帰され、その後も声優としての活動も展開し続けていらっしゃるので、本当にうれしい限りです。
新谷真弓さんの今後のご活躍も楽しみにしております!