まだこの暴力的な塩分を摂取してないの?
というわけで、今回はこちら「ノーベル "辛"男梅シート」を紹介いたします。
商品概要
まずは、商品概要からどうぞ。
濃厚な梅干しの味わいが楽しめる「男梅」シリーズの中でも人気のある男梅シートに辛いタイプの商品が新登場! 男梅シリーズならではの噛めば噛むほどしみ出す濃厚な旨みに加え、辛い梅の味わいが楽しめる食べやすいシート状梅加工菓子です。男梅蔵のキャラクターが登場するテレビCMも放映中!
Amazon.co.jp 商品紹介より
"男梅"と言えば塩分濃い目で着けた梅干しを思い起こさせるしょっぱ酸っぱい味が特徴でキャンディー、タブレット、シート、干し梅、さらにはサワー(お酒)など様々なタイプの商品を展開する人気シリーズです。
今回おすすめするこいつは"辛"の文字を冠し、多様な商品群のなかであってもひときわ異質なオーラをまとっています。
"お菓子界の異端 男梅"の中の"異端児"
ネーミングもさることながら味も異質です。
なぜか......。
それは、全くと言って良いほど梅の味がしないから。
"男梅"なのに梅の味がしなくて良いのか?
良いんです。
この「辛男梅シート」を食べて、私が男梅シリーズに求めているものがなんであったか知りました。いや、気づかされました。
私が男梅に求めるのは気つけ薬としての役割。
ようするに眠気覚ましとか、とりあえずなんかシャキッとしたいときとか、そういう時に経口摂取するためのものです。
かつて「男梅キャンディー プレミアム」という常軌を逸した商品があって、これを好んで舐め舐めしてたんですけど。
なにが異常かって、もともと塩分の濃い男梅キャンディーなのだが舐めすすめていくとキャンディーの中から、これまた超しょっぱ酸っぱい梅パウダーが現れるという塩分の暴君といった味付け。
だが、これが良かった。
業務中の眠気を覚ますにはもはやミント味のガムなどという生ぬるい刺激では足りなくなっていた折、このキャンディーに出会い私は救われたのだ。
濃ゆーい味が眠気を散滅することによって。
見つけてからしばらくは狂ったように「男梅キャンディー プレミアム」を頬張り眠気を亡き者としていたが、いつの日からかコンビニから姿を消し二度と私の目の前に姿を見せることはなかった。
"辛"の文字が目を引くこいつはプレミアムと並べてみてシートかキャンディーかの商品形態や味にこそ違いはあれど、レギュラーシリーズにはない攻めの姿勢は確実に継承されている。
そんなこいつを短命に終わらせたくないがために今こうしてみなさんに紹介しているわけです。
お味は
レギュラーの男梅シートと比較して肉厚です。噛み応え抜群。
前述のとおり梅の味はほぼしません。
噛みすすめていくとトウガラシの粒のようなものを感じます。
最初のうちの味はしょっぱいかなー、くらいなのがこのトウガラシの粒のようなものを舌が感知し始めたあたりから急激に辛味が口の中に広がります。
しょっぱさと酸っぱさで舌の上を支配せんとするレギュラーの男梅と違い、こちらはしょっぱさと辛さで攻めてきます。
この食感と味をどこかで食べたことあるなー、と思ったらこれでした。
はい。そこの方。舌が馬鹿だとか言わない。
ちょっと肉厚でなんなら加工肉っぽい食感と噛めば噛むほどに味がしみ出してくるこの感じはビーフジャーキーに他なりません。
200円ばかりでビーフジャーキー(の代わりになるもの)が買えるなんてこんなマーベラスなことはないですね。
酒のつまみに
ビーフジャーキーを出されたらあなたはその塩辛さで渇いた喉をどう潤うしますか?
水を飲む?
まあ喉は潤うでしょうね。
コーラを飲む?
まあ良いでしょう。私も好きです。
酒を飲む?
はい。正解です。
ストロング系チューハイならなお良し。私は最近じゃもっぱら「99.99」です。
ふたつ合わせても500円未満です。
ワンコインで、美味しいつまみと楽しく酔える酒が飲めるって端的に言って最高でしょう?
おわりに
つらつら書いた中にもありますが従来のレギュラーの男梅が好きで梅のそれを求めてる方にはちょっと向かないかもしれないですね。
辛いのが好きな人、味が濃いのが好きな人、ガムとかタブレットのミントな感じが飽きたけど眠気覚ましは欲しい人、安価にビーフジャーキー(の代わりになるもの)が食べたい人。この辺りの方々にはばちこりハマると思います。
掲題にあるとおり、おやつとしても、眠気覚ましとしても、酒のつまみとしても機能する3役こなせる器用なおやつなのでコンビニなんかで見つけたときに買ってカバンに忍ばせておけば色々なシーンで頬張りたくなると思います。
特に晩酌のつまみに、あまりお金をかけたくないけどいつもと違う刺激を得たいという方におすすめしたい。
今晩にでもお試しあれ。
おわり。
辛くないのもありますよ。