栃木県は下野市笹原。
こちらにビール醸造所を構えるうしとらブルワリーが工場開放デーとのことでお邪魔してきました。
うしとらブルワリー
自由と快楽を追及するあまり、味に自信はありますが、社格は全く自信ありません♪
とは、うしとらブルワリーのfacboookの紹介ページから。
https://ja-jp.facebook.com/ushitorabrewery/
自由と快楽の追求をテーマに、日々真剣にふざけながら麦酒を醸しています、とのことでなかなかにロケンローなブルワーです。
ちなみにブルワリーとは、
ブルワリーとは醸造所のこと。 ビールや醤油、味噌、ワインなどを醸造(発酵作用を利用してアルコールなどを製造すること)する場所。
サンクトガーレン
で、ブルワーとは、
ビール醸造(製造)を担当している人の総称。ビール職人。
サンクトガーレン
ということです。
私は、ビールに関する知識はまったく持ち合わせていなかったので本稿執筆にあたり、用語を調べながらの作業となっておりんす。
工場開放デー
うしとらブルワリーでは、だいたい月イチで開放デーとして、敷地内を開放してその場で開けたてのクラフトビールや、おつまみを楽しめる日を設けているそうです。
ビール知識ゼロおじの私がなぜこのようなイベントに参加したかといいますと、友人に酒類全般に精通しているものがおりまして。
おもしろそうだからYou!子供でも連れて来ちゃいなYO!、とありがたいお誘いをいただいたので子供を連れ立って参加したという次第です。
ビール
開けたてクラフトビールが1杯500円で楽しめます。ワンコインで計算が楽なのがよいですね。
この日は4種類開いていて、中身が空になると都度、また別の種類のビールを開けるという感じでした。
妻を置いて子供を連れてきたため、あまり素材撮りをきっちりできなかったうえ、ビールの購入は友人に任せてしまったため詳細な情報がかけておりますが。
最初は、ラガーとペールエール、サワーエールとライトラガーの4種類だったかな。
例によって、自分向けのまとめの意味も含め用語について。
ラガー
下面発酵ビール
世界中で最も多く造られ飲まれている低温発酵・低温貯蔵による製法のビール。冬は寒く夏は暑い大陸性気候のドイツ・ミュンヘンで、夏に醸造中のビールが腐敗して酸っぱくなるのを防ぐために、冬の寒い時期に仕込んで比較的低温 (6~15℃) で緩やかな主発酵を行い、氷で冷やした地下室に貯蔵して秋まで持たすことから始まった。
主発酵終了後に酵母が桶の底部 (下面) に沈殿することから下面発酵と呼ばれる。醸造期間は4週間 (1ヶ月) 以上の長期熟成型のものが多く、香りが弱めで、すっきりした味わいで飲みやすいのが特徴。長期貯蔵にも適している。
びあなび.com
エール
上面発酵ビール
常温に近い温度 (20℃前後) で発酵させる製法のビール。主発酵が完了する頃に、酵母がビールの液の表面 (上面) に浮上してくることから上面発酵と呼ばれる。
数週間の短期熟成型なものが多く、フルーティーな香りが高く、豊かな風味を持ち個性的な旨みが特徴。発酵と熟成が早く進むため、一般的には長期貯蔵にはあまり適していない。19世紀に冷凍機が発明されるまではこのタイプが主流。
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私のつたない味覚でのざっくりした印象を申し上げると
ラガー -> キリンラガーとかで想像する苦味の効いた如何にもビールな感じ
エール -> 一口目がとにかくフルーティーで甘い香りがする
そろそろ、ビールに詳しい方からお叱りの声が飛んできそうで怖いのですが、初心者なのそこはなにとぞひとつよろしくお願い申し上げます。
ビールを飲んだ感想
これは飲んでからしばらく経って、何度かローテーションしたあとのメニュー
普段はストロング系缶チューハイを愛飲していて、5ooml缶1本くらいであれば、まあなんともない程度のアルコール耐性なのですが、キリンラガーに代表される日本メーカーが製造するメジャーどころの濃ゆい味のビールを飲むと例外なく吐いてしまうんですよね。
アルコールの種類の問題なのかは分かりませんが、とにかくジョッキ1杯も飲めばだいたい気持ち悪くなる体質です。
一時期、それらしく振る舞いたいという欲に駆られて、酒屋に行けば「とりあえず生をお願いします」とか言ってましたが、ビールが原因で嘔吐すると分かってからは飲み会ではビールを飲まないようにしています。
こう書くと、マジでお前は何しにブルワリーに行ったんだ、と思うのが至極当然なのですが、自分でも面倒なことにハイネケンや青島ビールのようないわゆる薄目のビールは何の問題もないんですよね。
で、何種類かビールがあると聞いて、薄めのものが一種類くらいはあるだろうと思って、楽しそうなイベント、を取ったわけ。
当日は、最初に友人が3種類を1杯ずつ買ってきてくれて、ペールエール、サワーエール、ラガーがテーブルに並びました。
すまんラガーは恐らく飲めん、と断り、ペールエール、サワーエールを先にいただきました。
ペールエールは、風味豊かで口当たりも軽く、この日提供されていたおつまみの餃子(みんみん餃子の箱が見えたような......。)が、よく合うお味でした。
フルーティーな香りがとてもよくて、これだけでも頑張って遠出してきた甲斐があったと思いました。
続いて、サワーエール。
おー、ほどよく酸っぱい。これは自分の中のビールの概念が変わりました。
なんだろう、ワインを飲んだときの感覚に近いような。
料理に合わせて銘柄を選んで楽しむ、そんなイメージです。
そして、せっかくだから一口だけでも友人にラガーをすすめてもらいました。
あっ、これ飲んでも大丈夫な味だ!
あっ、これ進研ゼミでやったところだ!
濃ゆいこと味で深い苦味を楽しめるビールなのですが、この条件だと苦手なビールの条件と被るのですが、なんと言ったらいいか。
ひっかかる感じ?が、しない的な?すーっと入ってくる感触でした。
結果的に帰っても気持ち悪くなることはなかったので実はラガーは飲める、ということが分かりました。
すごい!
ありがとう。うしとらブルワリー。
キリンラガーとかがダメな理由は再び解けない謎になりました。
おつまみ
この日は餃子とピザ。
ピザは、マルゲリータとコーンマヨ、ラムミートの3種類だったかな。
餃子とコーンマヨピザ、ラムミートピザをいただきましたが、どれも美味しかったです。
特にラムミートがビールにドンピシャに合う味でひときわ良かったです。
おつまみは、おそらく毎回メニューが変わると思われるのでその日のお楽しみですね。
おわりに
工場開放デーは工場内の見学もあるんですが、この日はブルワーさんたちが忙しかったのか、なかなか見学タイムにならず、先に帰宅時間を迎えてしまいました。
工場見学をレポートする気満々だったのでこの点はちょっと残念です。
子供を連れての遠出でしたが、一緒におつまみのピザを食べたり、うしとらブルワリーの向かいには公園もあるので子供が飽きてしまったときの保険もあって親子でも楽しめるイベントでした。
なによりビールが美味しかったです。普段、ビールをあまり口にしない私がそう思うのでビール好きには堪らないのではないでしょうか。
ブルワーさんと参加者の距離が近く、和気あいあいとしているので楽しい空気のなかで飲めるしね。
私は人見知りだから友人とはしっこでひっそりと飲んでたけど。
夏場はビニールプールを広げたり、DJブースが登場したり、よりイベント感のある開放デーになっているようなので、キンキンに冷えた悪魔的にうまいビールを飲みたくなる頃に、またお邪魔させていただければと思います。
おわり。