コード進行共有サービス「rechord」
音楽系のwebアプリサービスで面白いものを見つけたので紹介いたします。
こちらのアプリはコード進行をメモ書き保存して公開・共有できるwebアプリサービスになります。
保存したコード進行は、コードそのものの共有はもとより、ピアノ / ギター / ストリングスの音色で演奏再現することも可能です。
楽曲のコード進行をメモ帳に残すのと同じコストで、演奏再現までできるので自分用のメモとして残したコード進行を、楽器を引っ張り出して演奏する手間なく確認が可能となります。
機能自体はシンプルなものですが、複雑なコードにもしっかり対応している点や、作業端末をまたいでメモしたコード進行スコアにアクセスできる手軽さがとても素敵です。
楽曲制作している方は移動中などで急に曲が降ってくることがあるでしょうし、それを"rechord"でメモ書きしておけば、帰宅後に作業用PCで本格的に制作に取り組む際にぱっとコード進行を呼び出せるので流れが非常にスムーズになります。
rechordの使い方
アカウントの作成
アカウントなしでもスコアの保存は可能ですが、書き捨てではなく、きちんと管理したい場合はアカウントの作成をおすすめします。
アカウントを用意することで他者の作成したスコアにいいねしてあとからいいねリストから確認することができるようになります。
Twitter、Facboook、Google、Tumblr、GitHubのアカウントと連携して簡単に登録できます。
「Login / Register」を選択。
あとは、各種サービスの連携に進みます。
コード進行スコアの作成
以前、別の名義でボーカロイドPとして活動しておりました、わたくし、しちほだの楽曲をサンプルにスコア作成の様子を紹介いたします。
ちなみにボカロPとしての活動は、制作スピードが遅すぎて3曲しか公開のみでした。
音楽理論はてんで勉強してこなくて、感覚だけに頼る作曲スタイルにも関わらず、全然降ってこないもんだから年に1曲くらいしか形にならなかったのよ。
では、こちらをご覧ください。
画面下部のPLAYボタンで私が作ったスコアの演奏が始まります。
とまあ、こんな具合に簡単にスコアを演奏させてコード進行を確認できるのが伝わったと思います。
スコアの作成は「Create Score」を選択します。
スコアの作成は至ってシンプルで、サンプルの使用方法にあるとおりとなります。
# 小節を | で区切ってコードを入力します
# 行頭に # を入力するとメモが書けます
# % で連打、 _ で休符、 = で直前のコードを伸ばします
# / でオンコード(最低音)を指定できます
あとは、演奏時の音色をPiano / Guitar / Stringsから選択。
拍子についてもいくつか選択可能です。
BPMを設定すれば演奏時の設定が完了です。
どうでしょう?とても簡単じゃないですか?
最後にSaveする際に「Public」か「Private」かを選べるので楽曲制作用のメモとして残したいけど、コード進行は公開したくない、というケースにも対応可能です。
使い方はあなた次第
シンプルな機能ながらプラットフォームを選ばずアクセスできることと、コードを実際に再生して確認できることを、こんなに手軽に行えるツールがあるってのが結構、衝撃的でした。
コード進行って、熟練の人であればスコアを見ただけで頭の中に再生できるスキルがあったりしますが、これから音楽を趣味にしたいという人はなかなか音の響きを想像できないですからね。
私もそうなんですけど。
その熟練度の差を埋めてイメージ共有できるこのサービスは本当におもしろいと思いました。
自身の楽曲制作においての記録ツールとして使うもよし。
音楽理論や楽曲制作ノウハウを伝導するブログなんかでコード進行の紹介として使うもよし。
これから音楽理論を学ぶのに音の響きを確認するのに使うもよし。
気になった方はぜひとも触ってみてください。
ゲーム音楽の再現してる方がいたりして、公開されているスコアを見て再生してるだけでも楽しいです。